千葉大学教育学部同窓会

国立大学法人 千葉大学

会長挨拶

八木 雅之

新年のご挨拶

八木 雅之
教育学部同窓会長

伝統の力

昨年十月、相葉マナブの料理番組(テレ朝)に私の地元、足川浜地曳漁保存会が出演した。といっても、番組から依頼されて地曳網を行い、その様子の放映と獲れた魚を提供するだけだが、スタッフには事前に地曳網漁という伝統漁法について解説をさせられた。
ご承知の通り、九十九里浜は全国でも有数の砂浜である。江戸中期から始まった地曳網漁は地域にとって格好の漁法であり多くの恩恵をもたらした。子どものころ綱を曳くと手間賃代わりに態三尾程度が貰え、一日三回曳けば家計の助けになったことを記憶している。その地曳網漁も不漁もあって長く途絶えていたのだが、地元有志が伝統漁法を復活させるため保存会を立ち上げ十五年前から観光地曳として今に至っている。
私もこの事業の一員として携わっているが、この活動を通して「伝統の力」の大切さをしみじみと感じるのだ。地域に根差す、共通の認識がある、同じ価値観を持つ、行動を一にする等々、伝統に育まれて育つものも多い。教員養成に通じるものがあると考えるのは私一人だろうか。

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